Get Right (from Integrity Blues of Jimmy Eat World)

Jimmy Eat World のアルバム『Integrity Blues』の6曲目『Get Right』の和訳。「Get right」は、正しくなる、落ち着くなどの意を含んだ言葉。

6. Get Right

Hands will take their place
Far from intentions made
Disguised as patience, time gets wasted
Now is for the now, so get loud

人の手による物事は在るべきところにおさまる
初めに意図したものとは遠く離れた形で
忍耐の衣を着て、時は無為に過ぎる
今こそがその時なんだ、だから声を上げてくれ

I'm destination addicted
I just gotta be some place else
Never good time
Never feel the space to get it right
Get right

僕は誰もが求めて止まない目的の地だ
僕はもっと他の場所に居なきゃならない
ちょうどいい時なんて決して無い
正確に理解しようなんて絶対に考えてはいけない
決着を着けるんだ

Hands will find their way
To eyes inches from my face
My heart gets beating, I drink freely
How to hold it down, hold it down?

人々は苦労して苦労して成し遂げる
上っ面のちょっと先を見るために
胸は鼓動を始め、浴びるように飲む
どうすれば我慢できる、我慢するのか?

I'm destination addicted
I just gotta be some place else
Never good time
Never feel the space to get it right
Get right

僕は誰もが求めて止まない目的の地だ
僕はもっと他の場所に居なきゃならない
ちょうどいい時なんて決して無い
正確に理解しようなんて絶対に考えてはいけない
決着を着けるんだ

Okay, okay, enough
Let me explain
Okay, okay, enough
Get on with it
Maybe if I stand up straight
One small thing I can change
Maybe if I, maybe If I, maybe I'm...

オーケー、わかった、十分だ
僕に説明させてくれ
オーケー、いいんだ、もうたくさんなんだ
そのまま進めていけよ
僕がやる気になったって
大したことは変えられない
僕がやっても、僕がやる気になっても、僕が…

I'm destination addicted
I just gotta be some place else
Never good time
Never feel the space to get it right
Get right

僕は誰もが求めて止まない目的の地だ
僕はもっと他の場所に居なきゃならない
ちょうどいい時なんて決して無い
正確に理解しようなんて絶対に考えてはいけない
決着を着けるんだ

人が陥る思考停止や無為を語る抽象的歌詞

歌詞は、人間が自然と陥ってしまう堕落や、思考停止や無作為な行動による無為を綴っているように思えるが、内容は極めて抽象的だ。

例えば「Hands will take their place far from intentions made」は、目的を持って行われたことが習慣化することにより本来の目的を忘れ、想定したことと別の結果を導いてしまうという、ありがちな人間の営みを歌っているように思われる。

また「Disguised as patience, time gets wasted」は、忍耐は無為に繋がる、つまり美徳でもある耐え忍ぶ生き方というものは、思考停止に過ぎず、生を無為に堕としてしまう生き方なんだと歌っているように感じた。

「focusing on the wrong target」について綴った歌詞

本曲について、作詞者のジム・アドキンスが以下のように語っている。
That's about focusing on the wrong target. Avoiding doing the sometimes uncomfortable self-work for real change, looking for external validation.
訳:
『Get Right』は、間違った目標に注目してしまうことについての曲なんだ。人は時おり、現実の変化に合わせた不快な自助努力を避けて、外部からの妥当性確認を求めてしまう。


熟練のサウンドを鳴らすスタンダードなロックミュージック。

スタンダードなロックミュージック。

重厚なリフと変幻自在にエフェクトを挿し込むギターの重層性には、確かな腕と創意工夫を感じさせる。

関連情報

曲名 Get Right
アルバム名 Integrity Blues
アーティスト名 Jimmy Eat World
発表 2016/10/21
評価 ★★★☆☆
作詞作曲者 James Adkins Richard Burch
著作権 Kobalt Music Publishing Ltd.

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